人生は芸術だ
第47回人生は芸術だ 「Esperanza」
Esperanza(希望)
一瞬にして多くの人々の夢と希望を奪い去った忌まわしい大地震から一ケ月が過ぎた。私の後輩の鹿島アントラーズ取締役強化部長の鈴木満氏の仙台市宮城野区にある実家も全壊の被害にあった。本拠地茨城県も被災し今シーズンのアントラーズの戦いは復興へ向け特別な戦いとなってゆくことだろう。同時に彼も小さいころから住み慣れた仙台の地に思いを馳せながら23日からのシーズン突入になる。
現在のアントラーズはホームの鹿島スタジアムの補修もままならない状態で、AFCチャンピオンズリーグのアウェー3連戦、中国、韓国、オーストラリアを転戦している。キャプテンの小笠原満男選手が高校時代を過ごした大船渡市も被災した。彼のゲーム後のコメントには東北への暖かい思いがいつも伝わってくる。彼は先月27日大阪長居スタジアムで行われた日本代表対J-リーグ選抜の一員としてチャリティーマッチにも出場した。いつもながらのひたむきなプレーは被災地の人々へ熱い復興の願いと共にメッセージとなって確実に伝わっていったはずだ。
多くの選手が特別な思いで臨んだゲームであったが、なかでもJリーグ選抜として出場した後半37分のカズのゴールは彼のサッカー人生の集大成とも言えるゴールだった。闘利王からのパスを受けた瞬間に裏を抜け出し躊躇なく振りぬいた右足には被災地への思いが乗りうつるゴールだった。17歳で単身ブラジルへ亘り、サントスFCとプロ契約以来44歳の現在まで第一線で活躍。夢の伝道師としての姿に頭が下がる。今年の東北の春は本当に辛く、厳しい春となったが、皆で力を合わせカズのゴールのように迷うことなく進もう。そして、一人一人が香りを放つ日を信じて共に前進しよう!!
ジーコ氏来日時に、住友金属監督の鈴木満氏がいつも話をしていた言葉が今よみがえる。
思いの強さは、日々のトレーニングの課程にあると!!

1991年カズが25歳の時に3度目の来仙、旧薬師堂校舎のグラウンドで。
初めての来仙は17才でサントスFCとプロ契約後のオフ。
水を一杯飲むと腕立てを100回するという事を実行していた。
初めての来仙は17才でサントスFCとプロ契約後のオフ。
水を一杯飲むと腕立てを100回するという事を実行していた。
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