人生は芸術だ
第7回 人生は芸術だ "Life is Art"
“縁(繋がり)はチームのフィロソフィー”
1991年7月の早朝、サッカー部部長堀内久吉宅にけたたましい電話音が鳴り響いた。受話器を手に取ると泉区消防署の方で二男の研司君が車を運転中に誤ってガードレールに激突、全身打撲で瀕死の状態であるとの連絡であった。急いで現場にかけつけるとそこには見る影もなく無残に破壊された車があり、現場を見た先生は息子の死を覚悟したという。
事故後の発見が早く、対応が適切であったが17ヶ月以上の入院と手術を余儀なくされ、完治まで7年の歳月を費やした事でも事故の大きさが計り知られる。
容態が安定して、事故の詳細を調べているうちに第一発見者は偶然早朝に現場を通り、病院、消防署に通報、救出まで居合せてくれたF団地の渡辺定雄夫妻ということがわかった。その後、堀内先生は息子の状況とお礼を兼ね、10日後にF団地の渡辺定雄夫妻を訪ねるとそこには幼少の男の子が立っていた。
それから16年の歳月が過ぎ、仙台大学大学院に通うサッカー好きの青年は聖和学園のグラウンドで堀内部長と再会する事になる。堀内部長がどこの渡辺さんなのかと尋ねる、「F団地です」と彼は答える。
まさか・・・
お父さんの名前は定雄さんという名ではないでしょうねと聞くと「定雄です」と彼は答えた。
事故の詳細を知る私は偶然の縁に鳥肌を立たせていた。
今回は本校教諭でサッカー部コーチの佐々木好人先生とサッカー部との出会いと縁を紹介させて頂いた。
全ての人に最も平等な事は時の流れる早さである。時間の使い方、そして出会いの機会、生き方の能力くらい不平等な事はない。天文学的な数字の中での出会いが良縁となれる様いつも感謝して高きを目指す努力を重ねよう!!
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