人生は芸術だ
第18回 人生は芸術だ "Life is Art"
Posted Date:2010/01/20(Wed) 21:21
苟日新 日日新 又日新 (大学)
まことに日に新たに. 日々新たに. また日に新たなり
新しい年を福井市で迎えた。新春の1月3日から大分市で開かれる第13回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会に出場する為、バスでの移動、休憩の地である。前日大晦日の早朝に仙台を出発、新潟経由で北陸道を南下するルートを選択した。途中石川県、富山県では北国特有の重いべた雪となっていく。その雪は日本海の波しぶきの如く、細い飛泡となって容赦なく私たちが進むバスに吹き付け、路面に降り積もっていった。
元旦は大荒れの前日が嘘の様に晴れ渡り、穏やかな朝を迎えた。「一年の計は元旦にあり」と言う。純白な雪景色に今年のチームはどの様な足跡を刻むのか、ビジョナリーチームの継承、遂行には、そして真の飛躍には何が必要なのか。そんなことを考えながら、年末にTSUTAYAで購入した全文がわずか1753字の小冊子「大学」に目を通す。
苟日新 日日新 又日新。冒頭の言葉は他から押し付けられる事ではなく自分を鍛えようとする自覚的な努力を抜きにしての成長は考えられないという意味である。昔、殷の湯王という名君はこの言葉を洗面の器に刻み「修身」の決意を日々新たにしたといわれている。
大会は残念ながら、予選リーグ敗退で6日に仙台に戻った。しばし、オフと考えていたが、根っからのサッカー好きの虫が疼くのか、第88回全日本高校サッカー選手権大会を観戦する。歴史あるこの大会は底辺の拡大、普及に伴い、今や地域的なレベルの格差がなくなってきた。ましてここ5年は初優勝チームが続出、その傾向が今年度は顕著になり、インターハイベスト8のチームが全て途中敗退という結果であった。新興勢力が続出する激戦のなか、横森巧先生率いる山梨学院大学付属高校が初出場、そして初優勝した。
先生の決勝でのベンチワークを拝見しながら9年前の2001年、宮城国体での姿を思い浮かべる。10月13日に仙台市の国際ホテルにて開催された日本体育大学サッカー部のOB会は全国から140人程のサッカー関係者が集い盛大に開かれた。席上、基調講演で、布啓一郎氏(現U-18日本代表監督、日本サッカー協会副技術委員長、元市立船橋高校監督)そして、僭越ながら私が「私のサッカー観」という演題でお話をさせて頂いた。その席で真剣な眼差しで話を聞き、メモを取る先生の姿が決勝で采配を取る姿と重なり映った。先生の初戴冠は67歳を迎えた新春に韮崎高校で3度の選手権準優勝の悔しさを糧に実現した。
先生に「継続は力なり」「過去は変えられない、しかし未来は変えられる」ことを教わった。
チームもスタッフも又新しい目標ができた。

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