人生は芸術だ
第9回 人生は芸術だ "Life is Art"
「SOUTHERN ALL STARS」 サザンオールスターズについて
車で通勤する、オーディオから毎日必ず流れる音楽に桑田佳祐の歌がある。本当に夢中になるという事は恐ろしいもので350曲を超える桑田の歌を飽く事無く日々聴き続けている。
私が彼の音に初めて触れたのは、聖和学園に勤務して4年目の1978年の盛夏であった。それはテレビの歌番組「夜のヒットスタジオ」で「勝手にシンドバット」という一見ふざけたタイトルの歌を真剣に唱っていた新人バンドであった。
小学3年生から6年生までの4年間、バイオリン教室に通い少なからず音楽には興味があった。しかし彼の奏でるリズムは「和と洋の融合というか、洋楽と邦楽が揮然一体となっており奇妙にして絶妙な言葉遣いの巧みさとマッチしたバランス感覚のすごさに酔いしれた。
サザンオールスターズの音楽とは、私にとって中一の時に箒をギター代わりにうたった「ビートルズの”HELP”や"イエローサブマリン""レットイットビー"の再来であった。自分の狭い一室だった歌謡曲や演歌だけの世界から脱する可能性のあるグループに出合えたあらたな満足感があった。
昨年8月、バンド結成以来30年の永きに亘って続いた「SOUTHERN ALL STARS」は解散(活動休止)の時を迎えたが、その類なき才能は、時代をいくら編纂しても変わることのない名曲を数多く残してくれた。
そして五感に訴える斬新な音楽(耳で聴き、口で伝え、鼻で嗅ぎ、目で観て、体で感じる)はリズムと表情を遠くまで届けるという余韻と同時に「なる程」、「意外」と感じさせる要素のどこに目を向けるかという課題を残し、私が考えるサッカーの原動力となっている。

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