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第40回人生は芸術だ  「sufficient(必要十分)」[人生は芸術だ]

投稿日時:2010/12/07(火) 21:21

sufficient(必要十分)

 



12月5日(日)に静岡県藤枝市総合運動公園で行われた第32回全日本女子サッカー選手権大会1回戦、静岡産業大学ボニータ い回戦1かいとの対戦は1VS2の逆転負けを喫し敗退した。 
 

4年ぶり9回目の出場となったが大会経験者が一人もなく通常行われている高校のゲーム(60~70分)より30分長いフルタイム90分でのゲーム運びに難があり、キャリア(経験)の無さを露呈した。特に後半20分過ぎの足が止まった状態での2失点は今後のチーム作りに大きな課題を残した。大会当日の5日は前日の大荒れの天候とは一変、好天に恵まれ大会運営も実に手際よく、サッカーどころ藤枝をピッチ状況が示していた。前日のジュビロ磐田取締役の辻鎮雄氏のグラウンド(突然お願いしたのだが、こころよく手配していただいた)手配やマッチコミッサリーを務めた岩田要司氏、藤枝順心OG(全国優勝時)の父、杉本氏等々、静岡県では多くの同窓生が活躍している。短い時間だったが元気な顔をみられ本当にうれしかった。12月のこの時期は、学校では後期中間考査の真っ最中であり、ゲーム終了後関係各位に丁寧な挨拶も出来ないままの慌しい帰仙となった。

いつの時でも敗戦直後のバス移動は感情が交差し、重苦しいものだ。選手が眠りに付く中、頭を整理しゲームを回想、分析する。私が目標としているエレガントでファンタジーなフットボールとは端的にいえば「ポゼッションを可能とするための必要十分な要素がある」。そして、それは何項目かに分かれている。一項目欠けても実現不可能なものだ、今更ながら理論のみでなく行動で示す実戦の大切さ、重要さを痛感している。仙台着は午後11時、そして明日は中間考査。だがそれも今後高いレベルにチャレンジしていくためにはどうしても避けられない劣悪な環境の克服、メンタル強化(精神的な強さ)というのは必須条件でもある。
 

12月の仙台は急激な温度差で、とてもCOATなしではグラウンドにはいられない。私が好んで袖を通してきたコートはダッフル、トレンチ、Pコートといったミリタリーに関するコートだ。言うなれば、戦場で使用され命のやり取りをする究極の現場で働いてきたものばかりだ。特に寒い日は、ベルギーアントワープ近郊の名に由来するダッフルと名のついたコートを身にまとう。安価でクッション性が高く、ファスチャン織りの目の紡がれたコート。当初は漁場でよく使用され、防寒性に優れ多少の雨や霧、水しぶきを浴びてもすぐにしみ込まない。そして、グローブをつけかじかんだ手でも安易に取り外しができる、トグルとループのフロント、フタもなく大ぶりなポケット、そこには北海の鉄の船がきしんで不気味な音を立てる時化の海と直に向き合い仕事の場としてきたダッフルコートの歴史がある。決して贅沢な作りでも高機能でもない武骨なコートだが、あらゆる状況すべてを包み込んで暖められる様に作ってあるダッフルコートの実力こそ、聖和が目指す繋ぐフットボールの原点なのかもしれない。

価値観すら、移ろいやすい現代にあって聖和が目標とするフットボールは1985年創部の過去から未来へ脈々と繋がってゆくものでなければならない。
 


                                  

                                  1863年には南極大陸進出
                                  英国海軍に正式記録がある

                        グローバーオール(gloverall)モンティ(MONTY)の復刻COAT




多彩な物語を持つダッフルコート。ダッフルに袖を通した男が過ごした時間と場所、その人物の行動は人々の記憶に多くの感動を生んだ。筆頭は、イギリス陸軍元帥バーナード.モンゴメリーだ。第二次世界大戦初期にモンティはフランス北部のダンケルクで撤退作戦を指揮する。その時現地で漁師からもらったダッフルコートを身にまとい最後の一兵が撤退するまで、たった一人で現地に留まっていた。「ダルケルクの悲劇」として語り継がれ、将軍という最高地位にあるものが、軍規を逸脱してまで現地の人の厚意を汲んで粗末なダッフルコートを着て最後まで戦地に留まった行動が、人々の記憶に深く刻まれることになったのだろう。

  
 

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第39回人生は芸術だ 「クリエイティブ(Creative)」[人生は芸術だ]

投稿日時:2010/11/11(木) 21:21

クリエイティブ(Creative)
 


私が愛してやまないフットボールの世界では、クリエイティブという言葉が頻繁に飛び交う。クリエイティブというと一般的には個人的創造、独創的と思われがちだが私は一度もそう思ったことはない。

 
1993年、「スポーツ文化の振興」を理念として、Jリーグがスタートした。日本サッカー協会が世界を視野に入れ、トップチームを頂点とした一貫指導による選手育成を図る、そして地域社会と手を取り合って活性化を図り、発展に寄与することを目指した。以後技術委員会でも、1996年3月にU-20日本代表、U-17日本代表が世界で戦った結果を受け、世界のトップレベルとの比較、ユース年代と強化、育成と一貫指導の重要性、世界基準の課題の抽出、といった設定の基軸を明確に示した「強化指導指針」なるものを発刊した。
 
私も東北の技術委員として、新用語の解釈に努めた。それは、ダイレクトプレー、ボディーシェイプ、アイコンタクト、ワンタッチコントロール、パススピード、そしてクリエィティブ等々の用語だった。特に総括的なクリエィティブという言葉には深い意味合いがあると思った。

技術をベースに判断の上に成立するフットボール。シンプルが故に奥が深い。例えば、攻守の切り替えの早さという一例をとっても、目に映る足の速さや、動きの速さだけでなく、内面的な察知力や予測能力、そして予知能力と判断が攻守の切り替えの早さを示している事に気づかされる。ならば、クリエィティブな選手の育成とは、選手を個人で囲うことではなく、多くの人間が関わり、意見を出し合い共有する作業をチーム全体で考えてゆくものだと思ってきた。常に指導者、選手同志がトレーニングを通じ、じっくり関係を深め合い、お互いに理解してこそ、良いフットボールを生み出せる。これこそ私のCreative(クリエイティブ)の答えであり、信念であった。

2010年南アフリカワールドカップで優勝したスペイン代表でも現状のままでは、次回の大会で優勝するとは考えにくい。常に進化を遂げ続けるフットボールの戦術において、堪えることなく研究を続ける事と同時に信念を持つ事の大切さを痛感している。

 
好人コーチ、天本コーチ、聖和に携わるあなた達が考えるフットボールこそがフットボールと思えば良い!!
 





左上から、1977年に聖和学園に勤務して3年目に購入した菱屋のレジメンタルのボウタイ、他ピンドッド、ペーズリー、ポームスパン、マドラスチェック、サッカー地のボウタイ、多くのパーティで活用してきた。 
  





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第38回人生は芸術だ「Never too Late」[人生は芸術だ]

投稿日時:2010/11/02(火) 21:21


「Never too Late(遅すぎる事はない)」  


 

 

一昨日まで福島県福島市十六沼公園グランドで、第14回全日本女子ユース(U‐18)選手権東北地域大会が開催された。チームは2年連続9回目の優勝を遂げる事が出来、新年1月3日から熊本県での全国大会へ東北代表として出場する。

 
大会には遠方から多くの御父兄が応援に来てくださり、沢山の差し入れ(雨に負けない位の熱い思い)を頂き、選手共々、本当に感謝の念でいっぱいである。チームのスタメンの約半数ががアクシデントの怪我による離脱、厳しい状況でのゲームが続いた。しかし、3年生を中心とした粘りと頑張り、そして応援団と選手が一体となってチームに勝利を呼び込んでくれたものと感じている。だが、結果こそ出せたがポゼッションを身上とするチームがスペースを与えセカンドボールを奪われる辛さ、そしてキャリアが浅い選手のゲーム出場。チームの底上げの大切さと、結果を求めるはざまでの厳しさを痛感した。「変化が常」というサッカーで相手チームのリズムになると、ゲームの流れを読む力、感じる力が不可欠になる。キャリアの無さが、セカンドボールを奪われ相手に再度攻撃のチャンスを与えるという点に繋がっていた。日々のトレーニングでは身に付いていると思われる簡単なプレーが実践では微妙な修正を強いられるのか、思う様に出来ていない。

 
トレーニングは実践の為にある。しかし、最も大切な事は、選手が自分自身で工夫し、自分で考え、苦労して得たプレーのみが自分のものになるという点に尽きると思う。本物を得る大切さを改めて教えられた大会だったと感じている。

 
幸運にもチームは12月5日からの全日本女子選手権、新春の全日本ユースとこれから2つの全国大会を経験出来る機会がある。大会では“何が出来て、何が出来ていないのか?をしっかり認識出来る様、そして今後の躍進の大いなる糧となる大会にしたい。常に可能性を信じ、意欲を持ち、失敗を恐れず、器を広げる視点さえ磨き続ければ必ずや大きく変貌する。
 
Never too Late(遅すぎる事はない!!)
 
私も気がつけば、自然に先日の全日本女子選手権、そして今回のユース選手権と熱い采配を振るっていた。

改めて感性とは、人が感じる事よりも喜びや悲しみを少しだけ多く持つ事だと思っている。

下記は先日行われた体育祭で仮装した際の一枚
生徒が着せ替えてくれた↓


 


 
 
 
  
 




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第37回人生は芸術だ "Life is Art" 「グレー(GLAY)の奥深さ」[人生は芸術だ]

投稿日時:2010/10/20(水) 21:21

グレー(GLAY)の奥深さ

 

カレンダーを二枚一緒にめくった様な寒い日が続いたかと思えば、一転して温暖で陽気な日が続く。゛女心と秋の空゛(女性の皆様ゴメンナサイ)とはよく言ったものだ。それにしても、晩秋は陽が落ちるのが早い。


 
先週県営サッカー場で行われた第29回東北地区女子サッカー選手権大会では、4年振り9回目の優勝を遂げ、十二月上旬に行われる全日本女子サッカー選手権出場権を手に入れることが出来た。遠方からも多くの保護者、OGが観戦に来てくれ、大きな声援を受けながらゲームを行える選手達は、本当に幸せであり、大変ありがたいと感じている。


 
決勝の仙台大学とのゲームは、主導権を握りながら決定機を再三逃し、もつれにもつれた。正規の時間では決着が着かず、延長後半残り4秒でMF加藤伊吹の絶妙なスルーパスからキャプテン佐々木繭が劇的なループシュートで決勝ゴールを奪い、1-0で勝利を収めた。半生期にわたりサッカーに携わってきて、他のゲームで何度か目にしたシーンであるが、実際に自チームが直面すると予想以上に感慨深かった。正直、5ゲーム程の緊迫したゲームを行った感があり、ストレスの増すゲームだった。



家に戻り、早く床に着いたせいか、夜中二時に目を覚ます。テレビをつけ、コーヒーを入れ、回りにある本を見渡すが、なかなか早朝のタイミングに合った本が探し出せない。ふと靴でも磨こうと思い、カミさんに迷惑が掛からない様静かに玄関に出る。学生時代以後、40年間で出合った靴10足程を3時間かけて磨きあげた。ジョンロブ、エドワードグリーン、オールデン、コールハーン、我ながら名靴に出合ったものだと自負している。購入した一足、一足には思い出があり値の張るものだったが、時が経てば経つ程、人生同様深い味わいを増すものを選んだと思っている。



 
呉服屋の長男に生を受け、気がつけば側にはいつも斬新な色の着物があった。配色の妙というのか、グレーをのぞくと全ての色が明度と彩度の組み合わせで成り立っている。靴を磨きながら、自分の洋服にグレーが多いことにふと気がついた。そう言えば、チームのセカンドユニホームもサイドのカッティングはグレーを用いている。色彩学的に言うとグレーとは、白と黒の間の全ての色を言う。

 
グレーは無限の無彩色であり、どんな色とも好相性だ。とてつもなく奥が深い色のグレーをサッカー同様知らず知らず生き方に重ね合わせていたのかもしれない! 














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第36回人生は芸術だ "Life is Art"「温故知新」[人生は芸術だ]

投稿日時:2010/09/21(火) 21:21

温故知新

 

 

アルベルト・ザッケローニ氏が日本代表監督に就任してから、約一ヶ月余が過ぎる。氏の手腕が2014年ブラジルW杯に向けて、日本サッカーの進むべき方向性を明確にしてくれる事に大いに期待したい。

 

Jリーグ開幕後のドーハの悲劇で知られる1993年アメリカW杯予選はハンス・オフト氏がディシュプリン(規律)を全面に掲げて牽引した。1997年のフランスW杯予選は加茂・岡田両氏がゾーンプレスを採用。2002年日韓W杯ではフィリップ・トルシエ氏のフラット・スリー、2006年ドイツW杯では、ジーコ氏が選手の自主性を重んじ、オシム氏は運動量のサッカー、そして2010年南アフリカのW杯では岡田武史氏がチームワークの大切さを推進して来た経緯がある。日本の歴代の代表監督が用いた方針や戦術は、またたく間に拡がりを見せ、少年サッカーの指導者にまで、言うなればピラミッドの末端まで、そのスタイルが浸透していった。

 

 確かに変化への対応には、新しいものを学ぶ積極性が不可欠だ。しかし,その背景は、古いもののひとつひとつが積み重ねられた上にチームの歴史が存在している事実も見逃せない。常に私達の身近は、情報化時代にふさわしくi-podやi-pad等、新しいものが出回り、便利なものを追い求める風潮にある。私が愛してやまないサッカーが世界中を席巻した理由は多々あるが、ワンプレー、ワンプレーで場面の異なる点や常に情報が変化することにあったと考えている。

 

 サッカーのすばらしさや、難しさは、多くの情報を的確に入手し、実践されたかどうかという点になる。それに、人間として生きる上で最も大切な「思いやり」がパスに集約されている所にある。パスとは常に受ける側の立場に立ったプレーで思いやりの原点だ。しかし、私は、サッカーで学ぶべき本当に大切なことは、深く内面を見る力、自分の力(打開力)で考え、新しい事態に直面したときに解決できる判断力を育成してゆく事だと思っている。

 

 打開力の養成は、豊かな常識に通じ、フェアプレーの精神や、リスペクト(尊敬)の精神に繋がると確信している。

 

 私が通院する病院(栗生内科クリニック)に尊敬する佐々木健三という先生がいる。先生は人間を深く観察した上で、全体の一つである病気を関連性の中に見出し治療している。

 私達のチームも、鋭い洞察力を重ね、観戦してくれる人たちが豊かさを持ち帰られる魅力あるチームを目指して行きたい!!

 

 

今回は「豊かさ」「打開力」をサッカーで伝えるべく、youtubeからエストニア共和国に住むallas11さんのチャンネルより動画を引用します。

 

TIKI TAKA PASSING GAME III - when football becomes an art

 

 

Andres Iniesta nr 8

 

 

引用先URLはhttp://www.youtube.com/watch?v=n7nO9r80sqg&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=kGVm0dCq5HIです。

 

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