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Blog 2009/8

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第8回 人生は芸術だ  "Life is Art" [人生は芸術だ]

Posted Date:2009/08/28(Fri) 21:21

人生は芸術だ  "Life is Art" 

 

Noblesse oblige ノーブレスオブリッジ

 

 

先日 文芸評論家の川本三郎氏のコラム 「View of Life(シネマにみる人生)」 に接する機会に恵まれた。

 

早速、帰宅途中にあるTUTAYAに寄りコラムの題材になっている「ローマの休日」「タイタニック」のDVDをレンタル。3日間にわたって鑑賞と洒落込んだ。

 

「ローマの休日」はべレゴニー・ベックの新聞記者とオードリーヘップバーンが演じた主役の王女との友情物語である。偶然居合わせた王女の特ダネを撮ったが、彼女の無邪気さを傷つけまいと悩み彼は信義と友情を重んじる。そして記者会見の席でそっと王女にフィルムを渡す場面に感銘を受けた。

それは有名人の私生活を暴こうと躍起になっている現代の風潮とは対極にある。

 

イングランドで誕生したサッカー、ラグビーにもノーブレスオブリッジ(Noblesse oblige)という言葉がある。

 

「高い地位にある者程、控目でなければならない」

 

「紳士程、人一倍、徳義を重んじなければならない」

 

 

という意味である。

 

 

それは自分だけ得をしようとする事を恥だとする、時を重ねて熟成された精神である。

 

空前の大ヒットを生んだ「タイタニック」の中にも、沈没してゆく船から我先に逃げようとする人が続出しているなか、老紳士が「Be British(イギリス人たれ)」と話し、諫めた場面があった。まさに「ノーブレスオブリッジ」の精神である。

 

先人が多くの知恵の中で育んできた含蓄のある言葉は、日々現場で活動している私たち指導者が絶対に忘れてはならないという教訓を感じた3日間であった。

 

 

 

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第7回 人生は芸術だ  "Life is Art" [人生は芸術だ]

Posted Date:2009/08/23(Sun) 21:21

“縁(繋がり)はチームのフィロソフィー”

 

1991年7月の早朝、サッカー部部長堀内久吉宅にけたたましい電話音が鳴り響いた。受話器を手に取ると泉区消防署の方で二男の研司君が車を運転中に誤ってガードレールに激突、全身打撲で瀕死の状態であるとの連絡であった。急いで現場にかけつけるとそこには見る影もなく無残に破壊された車があり、現場を見た先生は息子の死を覚悟したという。

 

事故後の発見が早く、対応が適切であったが17ヶ月以上の入院と手術を余儀なくされ、完治まで7年の歳月を費やした事でも事故の大きさが計り知られる。

 

容態が安定して、事故の詳細を調べているうちに第一発見者は偶然早朝に現場を通り、病院、消防署に通報、救出まで居合せてくれたF団地の渡辺定雄夫妻ということがわかった。その後、堀内先生は息子の状況とお礼を兼ね、10日後にF団地の渡辺定雄夫妻を訪ねるとそこには幼少の男の子が立っていた。

 

それから16年の歳月が過ぎ、仙台大学大学院に通うサッカー好きの青年は聖和学園のグラウンドで堀内部長と再会する事になる。堀内部長がどこの渡辺さんなのかと尋ねる、「F団地です」と彼は答える。

 

まさか・・・

 

お父さんの名前は定雄さんという名ではないでしょうねと聞くと「定雄です」と彼は答えた。

 

事故の詳細を知る私は偶然の縁に鳥肌を立たせていた。

 

今回は本校教諭でサッカー部コーチの佐々木好人先生とサッカー部との出会いと縁を紹介させて頂いた。

 

全ての人に最も平等な事は時の流れる早さである。時間の使い方、そして出会いの機会、生き方の能力くらい不平等な事はない。天文学的な数字の中での出会いが良縁となれる様いつも感謝して高きを目指す努力を重ねよう!!

 

 

 

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第6回 人生は芸術だ  "Life is Art" [人生は芸術だ]

Posted Date:2009/08/11(Tue) 21:21

"探し物は何ですか?" 

 

 

 ♪探し物はなんですか♪

 ♪見つけにくいものですか♪

 ♪机の中も鞄のなかも探したけれどもみつからないのに♪

 ♪まだまだ探す気ですか・・・♪

 

 

1973年に井上陽水が作詞・作曲して大ブレークをおこした「夢の中へ」という歌詞のフレーズにこの様な文言があったと記憶している。思いおこせば大学3年の時であり200名を超えるサッカー部員の中で、日々必死でトレーニングに向き合いレギュラー取りに「夢中」になっていた時にヒットした歌であった。

 

年齢を重ねれば 探し物は何ですか? というメッセージに人生のヒントを多く感じることが出来るが、それは自ら選んだサッカー人生に少なからず問われていたように思う。

 

 

 どんなサッカーを探していますか?

 どんなTEAMを作りますか?

 どのようなスタイルを目指しますか?

 どの様な選手を育てますか?

 

 

上記の事は私達スタッフに永遠に問われるテーマであると思う。そして高校の部活動であることを認識させ、学業を最も優先させながらも、サッカーとは直結させるべきではないとも考えている。

 

パスの原点である受け手への思いやりがピッチ上で実践できれば、すなわちそれは必然的に「探し物」を見つけることにつながると思う。自分で見つけたもののみが自分の財産となるという指導の信念を貫き、併せてサッカーとは急いでプレーするスポーツではなく優しさと余裕をもって賢くプレーするスポーツだと伝えていきたいと思う。

 

 

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第5回 人生は芸術だ  "Life is Art" [人生は芸術だ]

Posted Date:2009/08/05(Wed) 21:21

”Sport  の 「S」は Storyへの道”

 

小学校6年生の時にサッカーと出合い早いもので47年の歳月が過ぎようとしている。世界中で約2億人強の人々が愛してやまないスポーツである、サッカー。その計り知れない魅力は数多く存在するが最大の魅力は、物は目で見て、ボールは足で扱うというギャップにあるのではないだろうか?

 

サッカーは人間の体の中で最も不自由な足で扱うスポーツがゆえに多くのドラマを生んできた。以来それは共通のルールで戦われる中で熟成され、考え方(捉え方)の差異が文化やスタイルを形成し、明確なカラーとなって表現されてきている。しかし、一流のプレーヤーを称える時の決まり文句になる「人並み外れた体力」や「人間業とは思えない」という表現はすなわちスポーツの基準は常に人間にあるという証ではないのだろうか?

 

更には、「人間が織りなす光と影」という視点において、光の部分である結果だけを覗き、知る事に徹すれば、それはスポーツの大きな楽しみを半分失う事にもなる。

 

スポーツの物語られ方は実に豊かである。私たちが目指すサッカーはスポーツの「S」からストリーへの道に繋がる様に、まさに料理に例えるなら、素材だけでなく料理法にこだわる。そして観戦してくれている人々にどの様に観てもらえるかを意識したサッカーを貫きたい。

 

それは、時代に追い付こうとする事ではなく、アレンジを繰り返し、時代を待ち伏せするサッカーに続く道だと考える。

 

 

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(第2回) インタビュー・心理サポート 齋藤茂[拈華微笑]

Posted Date:2009/08/03(Mon) 11:39

今回は本校女子サッカー部の心理サポートをして頂いている松本大学の齋藤茂先生にお話をお聞きしました。

 

先生には全国大会等の公式戦の際に帯同してもらい選手たちへメンタルサポート等をしてもらっています。先生はjリーグに所属する選手のメンタルケアも行っており、またご自身も新設されたサッカー部の監督を務められ、エレガントなサッカーを目指し日々学生たちと向き合っております。

 

 

 

(大学の研究室にてインタビューを行いました)

聞き手:佐々木好人

 

Q1.プロフィールを教えてください

 

長野県松本市で生まれ、高校・浪人時代まで松本でサッカーをして過ごしました。高校時代、チームは北信越で優勝しましたが、僕は出場機会の限られたパッとしない選手でした。その後、東北大学・大学院に進学、そして聖和のサッカーと出会いました。2007年に故郷の松本に戻り、松本大学で専任講師として勤務すると同時に、男子・女子のサッカー部を立ち上げました。

 

Q2.聖和のサッカー部との出会いについて詳しく教えてください。

 

もう7-8年前になりますが、私が東北大学の大学院に通っていたときです。当時からスポーツ心理学の研究室に所属していまして、青森から鹿児島まで、全国のサッカーの強豪校を調査で飛び回っていました。その中で唯一、女子の対象校が聖和学園女子サッカー部でした。聖和のサッカーが良いもので「異質である」、と認識するのに時間はかかりませんでしたし、僕が長い間求めていたものでした。そして、国井精一という人に完全に魅了され、近くにいたいと思いました。当時を思い出すと、練習の最初から最後までビデオを撮り、国井先生のお話をすべて録音・メモしていたのを覚えています。国井先生に連れて行っていただいた焼き鳥屋等でもボイスレコーダーを回していました。その後は研究とは関係なく、聖和のサッカーが見たくて通うようになりました。

 

                                  

 

Q3.どのようなサポートをされてきたのですが?

 

僕の専門は「スポーツ心理学」です。日本スポーツ心理学会認定のメンタルトレーニング指導士として、日常から選手のメンタル面をサポートしています。聖和とは仙台と長野という距離的な問題もあり、なかなか役に立つようなサポートができていませんが、2ヶ月に1度、2-3日程度はグラウンドに足を運び、選手にメンタル面のお話をさせてもらったり、相談を受けたりしています。また、全国大会や東北大会などに帯同させていただき選手の心理的な部分をケアしています。今後はさらに勉強し、継続的なサポートをしたいと思っています。

 

 

グラウンドで選手と対話する齋藤先生

 

Q4.大学の指導者として目指しているサッカーは?

 

「松本大学のサッカー」と呼べるものを確立したいと思っています。それは当然、聖和のサッカーから多くのヒント、そしてヒントだけではなく「答え」ももらっています。もっと言えば、松本大学のグラウンドで毎日、聖和のサッカーを感じていたいんですよね。松本という場所で、しかも男子で聖和のサッカーを実践することには多くの意味があると思っています。面白くないサッカー、ワクワクしないサッカー、ボールを大切にしないサッカーを毎日見せられたら、僕は監督をやめると勝手なことを選手には言ってあります(笑)。

 

Q5.先生にとって聖和サッカーとは?

 

チームを持つ指導者としては「憧れ」、個人的には「拠り所」、サポートをさせてもらっている者として「誇り」といった感じでしょうか。

 

 

Q6.最後に、100年後の聖和に向けてメッセージを下さい

 

僕は100年後も聖和サッカーを近くで見ていたい、100年後の選手にも直接話をしたい!というのが本音です。そして、堀内先生、国井先生、好人先生、天本先生のいない聖和を今は考えることができませんし、想像すると涙が出そうになりますね・・・。

 

しかし、FC.SEIWAは時代を超えてもなお、多くの人を魅了し、多くの人が集まるチームであってほしいと思います。僕は100年後も、間違いなくFC.SEIWAを愛しています。

 

最後に、FC.SEIWAがこれからも「肩の力を抜いて、ゆっくり、でも着実に」歩んでいくことを願っています。

※このFC.SEIWAには、聖和と関わる多くの方々も含まれています。

 

 

お忙しい中取材をさせていただきました。

ありがとうございました。

 

 

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