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ブログ 2010/8
第35回人生は芸術だ "Life is Art" 「基準」考察[人生は芸術だ]
投稿日時:2010/08/12(木) 21:21
「基準考察」
25年前のうだる様な暑さが蘇る。1985年8月12日。サッカー部にとってはクラブ創部の年なので鮮明に記憶にある。560余名が乗った日航ジャンボ機が羽田から伊丹までの途中で故障、連絡が途絶えたとの情報が帰宅途中の車内のラジオから流れた。13日早朝のNEWSの第一報は群馬県御巣鷹山での凄惨な事故現場が映し出され多くの尊い人命が奪われた。
あの猛暑からもう25年なのか。人生は足早に駆け巡っている事を痛感する。
明日からのお盆を控え、祖先の供養墓参りの日程を家内と相談する。寝苦しい夜に目を覚ますとNHKBSではプレイバック南アフリカ大会というタイトルでワールドカップのゲームが深夜再放映されている。私にとってそれはLIVEで観戦した時とは違った感覚に映し出させる。
特に私が教材としているスペイン代表のゲームは必ずビデオに収録し、細部はコマ送りで観ることにしている。サッカーでは中盤を制することがゲームを制すると言われている。スペイン代表が構成する中盤はチャビ、イニエスタ、シャビ.アロンソ。特に前記の二人は、相手のブロックの中へ平気でパスをつないでゆく技術力がある。シャビ.アロンソは遠くを観る力、ロングパスの精度、展開力が群を抜いており、チャビ、イニエスタの二人は常に、10~15mの距離を保ち、切れ目を中心にポジション取りを行っている。特に圧巻なのは厳しいマークにあった状態にある。パスコース、パススピード、パスアングルを出し手受け手で、出せる出せない、受ける受けれない判断を共有している点にある。この感覚の違いこそ「基準」の違い、要するにスペースがある無しに関わらず、端的に言葉にすれば、センチメートル、メートルの違いにあると思う。そのうえで、インテリジェンスとアイデアを持ち、ゲームの流れを読みながらプレーすることができる。
この違いは現在、日本が持つサッカー観、サッカーの持つ文化とは大きくかけ離れていると感じている。前回(34回)で既述したようにセンチメートルの中でどの様にプレーをして、ゲームを構成しゴールを積み上げてゆくのか、厳しい基準の共有こそが芸術を生み出すと強く思っている。
今回はその基準を伝えるべく、youtubeからエストニア共和国に住むallas11さんのチャンネルより動画を引用します。
引用先URLはhttp://www.youtube.com/watch?v=MQLVKD-6hYE&feature=player_embeddedです。
厳しい基準を共有して下さい。
第34回人生は芸術だ "Life is Art" 「高校選手権を終えて」[人生は芸術だ]
投稿日時:2010/08/10(火) 21:21
各地で異常気象が相次ぎ、今年の夏はどこにいてもとびきり暑い。高校選手権は残念ながら3年連続で2回戦敗退となった。改めてチームが目指す、ポゼッションサッカーの難しさを痛感している。多くの選手が帰省しているグラウンドで、遠く蔵王連峰をみつめながら敗れたゲームを分析している。
「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」という言葉がついてくる。判断・技術にはいつも旬があり、その時々に生かさなければ無意味であること。そんな思いを含め目指すサッカーを整理する。
チームのプロフィールにいつも記載している様に、「変化ある攻撃、確実な守備をテーマとし、インテリジェンス溢れる、エレガントでファンタジーなサッカーを目指す」事とは、どの様なトレーニングが必要なのか、何が要求されているのかを改めて問う。そして上記を支えるものは、数多く存在するが、思いついた何点かを書き留めてみる。
1.ゲームの流れを読む力
2.幅広い展開力と視野の広さ
3.ボールを受けた時のアイデアと仕掛け
4.相手の動向、弱点を射抜く観察眼
5.幅広いプレーの共有、バランス力
6.正確にボールを扱える技術
7.気合とは全く違う冷静さ(そういえば、「力無」とは力が無くなると書く)
等々、このようにゲームを支える数多くの難問が浮かんでくる。
昨年FCバルセロナがクラブワールドカップで披露し、今回の南アフリカW杯でスペイン代表が繰り広げた華麗なパスサッカー。日本人と同じ体格のシャビ、イニエスタが繰り広げる一つ一つのプレーには実に味があり感性がある。そしてゲームの流れの中で選択するプレーの質は豊潤で熟成され芸術さえ感じる。
スペイン代表がW杯でみせたパスサッカーはボールを大切に扱うこと、技術、判断の重要性を再認識させてくれている。しかし同時にパスサッカー、ポゼッションサッカーは短期間では出来にくいことを示している。
チームを強くする、よい結果を出すその点だけに視点をおけば、
1.好素材を集めてスカウトする(運動能力のある選手)
2.多くの経費を掛けキャリア(実戦)を積ませる
上記の様な方法がある。
しかしスペイン代表が教示してくれたものこそ
3.自前の選手の育成、一貫指導の大切さ
というかけがえのないものを示している。

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