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全国高校選手権を通じて ~聖和スタイルを貫くこととは~

2009/07/29

大会を通じて・・・

敗戦後、改めてFC.SEIWAのスタイルを貫くことの意義を感じております。

聖和を観戦しにくる人々が楽しみにしているもの、それは「サッカーが美しいか・おもしろいか」。私たちは、このSEIWAのスタイルを変えるつもりはありません。しかし、そこには「良いもの」を取り入れる「幅」も同時に必要であると心得ております。

 

先日、私はFCバルセロナを特集したNumberを読む機会がありました。実はFC.SEIWAの「美しいサッカー」の基準はヨハン・クライフが監督を務め、1990-1994のリーガ4連覇を成し遂げた「エル・ドリームチーム(El Dream Team)」にあります。そして、FCバルセロナは私たちが目指すチームの一つでもあります。

エルドリームチームとは→こちらから

バルサは世界最高の選手を集めるからこそ、ポゼッションに拘り、アイデアを駆使し、エレガントさを求めて相手に打ち勝つ。

バルサへ今季の入団が決まったイブラヒモビッチが「偉大なクラブはたくさんあるが、特別なチームは一つだけ」と会見で言っていました。そんなエルドリームチームも、結成当初は勝てない時期が3年程続きました。その上、一時期は「美しいサッカーでは、勝てないのではないか」というファンの声(世論)が沸きあがったそうです。しかし、バルサは時間を費やしながらエレガントなサッカーを構築し、スタイルを変えずに結果を出していきました。そして、徐々にファンの認識を「バルセロナは美しいサッカーでなければ、勝てない」という価値観に変えていきました。以後、バルセロナのファンは、勝利を求めるが故にチームにいつもエレガントさを求めるようになりました。今季の、UEFAチャンピオンズリーグ決勝でも、エル・ドリームチームが残したスタイルを今年のチームも貫きました。それは、ハイプレスの中で驚きのポゼッション率を叩き出しての優勝でした。

 

FC.SEIWAも間違いなく「サッカーが美しくなくては、勝てない」と自負しております。だからこそ、日々のトレーニングで自分の武器を磨き、サッカーの原理原則と向き合いながらポゼッション率を高め、チャンスを作り、チャンスを活かす必要があります。そしてサッカーは相手がいるからおもしろいとも認識しています。例えば、自分たちよりも身体能力が高い選手と対する時でも、個々のアイデアを活かしボールに汗をかかせ、ボールに仕事をしてもらう。それはボールの前で人は平等であるからこそできることです。このサッカースタイルは身長が低い選手、足が遅い選手、そんな選手たちに勇気と夢を与えてくれるのではないでしょうか。

 

私たちのようなサッカーのスタイルに取り組むチームは、必ず多くの批判や評価を受けること。そして、最もリスクのある方法で勝利求めていること。それは承知しています。それと同時に、だからこそ取り組む価値があると思うのです。

私たちが目指すのは、人々に感動を伝えられるサッカーです。これまでも、これからもボールという命を繋ぐプレーで皆さんに表現します。大会期間中多くのご支援やご指摘、差し入れ等を頂き本当にありがとうございました。
また、磐田市のボランティアの方々、JFAの運営の方々に感謝いたしております。今後とも変わらぬご支援をよろしくお願い申しあげます。

 

More than a club―クラブ以上の存在を目指して・・・

聖和学園高等学校サッカー部

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